学科について

普通学科
小学校から中学校までの義務教育の間は、基本的にはすべての人が一律に定められた科目を、順を追って学習していくということになっています。
しかし、その後、高校や専門校、大学などといった過程に進んでいく中で、人は学びの形を選んでいくことが出来るようになります。
例えば高校では、小中から続く幅広い科目の学習を続け、さらに深いところへ学びを進めていく普通学科と、専門学科、総合学科という学科を選択できるようになります。
通信制高校でも、それは同じです。
通信制高校の普通学科では、全日制高校に通う人たちと同じく、国語や数学、外国語(英語)、社会科、理科、家庭科や保健体育といった教科を学習していくことになります。

専門学科と総合学科
通信制高校では、専門学科や総合学科といった、普通学科とは一線を画した形の学科を選ぶことが出来ます。
専門学科は、その名の通り、あるひとつの分野に特化した教育を受けていくものです。おおまかに分けると2つ、職業に直結するような技術や知識を学ぶ学科があり、語学や理数系、体育系などの学問を専門的に掘り下げていく学科があります。
総合学科は、さまざまな科目を揃えている学科です。幅広い科目、教科がそこにはあり、この学科を選んだ人たちは、自分で学びたい分野の科目教科を選んでいくことになります。
生徒の自主性や個性が重んじられた学科であると言えるでしょう。
専門学科や総合学科だけで成り立つ通信制高校があるというよりは、普通学科に併設という形で専門、総合学科を置いているところが多いようです。