レポートとスクーリング

レポートの提出
通信制高校は、毎朝学校に通い、いくつかの授業を受けて夕に帰宅という全日制のあり方とは一線を画するものになっています。
朝から夕まで週5日で通うのではなく、普段は自宅での勉強を行うことになります。その勉強の成果を、レポートとして定期的に提出することになるのです。
レポートの提出は、勉強の成果の確認であり、同時に「全日制的」に言えば、宿題の提出という意味も持っているものです。テストと宿題を同時に意味するものであると言えるでしょう。
学校に送ったレポートは、添削されて返ってくることになります。先生と生徒が顔を合わせて行うやり取りが、そのレポート用紙のやり取りの中に込められているというわけです。
また、最近ではインターネットを利用してレポートを作成、提出し、添削が返ってくるという形式のところも見られ始めています。

スクーリングは「登校日」
通信制高校とは、さまざまな通信手段を用いて先生と生徒の間で「授業」が行われるものです。学校から勉強の指導やレポートの提出が課せられ、その課せられた内容に合わせて生徒は自宅で勉強します。
ただ、通信制の高校生であるからといって、生徒はまったく1回も学校に顔を見せないのかというと、そういうことはありません。
スクーリングという「登校日」を設けている通信制高校では、学舎への登校があり、先生と生徒が顔を合わせて勉強をする機会があります。
スクーリングは、月に数回という頻度で行われているのが一般的ですが、年に数回という学校や、毎日の登校(全日制よりは短い時間で)を定めている学校もあります。