「高校」の制度

文科省の学校制度
日本では、文部科学省というお役所が、学校に関する諸制度を定め、さまざまな教育のあり方を社会的、法的に提示しています。
人はその制度の中から、自分に合った教育のあり方を選ぶことが出来るようになっています。
1948年に定められた学校教育法を基本に、日本では小学校、中学校を義務教育と定め、週5日の登校を原則的な義務としています。
そして、その後の高校や専門学校、大学などのさまざまな学校についても制度を設けています。
特に高校は、全日制高校、定時制高校、通信制高校という3つの形が定められており、家庭の事情、個人的な事情から選択していくことになるのです。

通信制高校の制度
通信制高校は、学校教育法によってその設置が定められ、その上で、全日制にはないさまざまな制度が設けられています。
例えば、専門的な技術を学ぶ専修学校(専門学校)での教育と、通信制高校での教育を連携させる制度などがあります。
この制度を活用すれば、特定の技術を身につける勉強をしながら、同時に高校卒業の認定を得ることが出来るのです。
また、通信制高校には「単位制」で学んでいくタイプのところがあります。科目数ではなく、単位数で学業を修めることが出来るというところです。
この単位を、ある通信制の高校から、別の通信制高校や定時制高校に転入する場合、引き継ぐことが出来るという制度があります。